通往Benesse的非凡之路
Profile
姓名 (昵称) |
陸洋 |
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公司名 | Benesse Corporation |
职业 | 教育・財務 |
入社 | 2012年 |
他是日本行知学园的校长;他还曾是全球第二大教育企业Benesse的财务部新星;他的背景并不特殊,但他的经历却超越平凡。一段横国经济的励志故事,让我们来分享陆前辈的非凡之路吧!
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简历部分
Q.
陆前辈
其实这个问题在考大学的时候也被问过。从父母角度来说的话,我爸爸是国内日语系毕业的,但他自己没有去日本留过学,所以就很想让我留学日本。另外,他一直在日企工作,也是觉得日本人做事很严谨,男生到日本来留学是一种锻炼。那从我自己角度的话,经过了这样的熏陶,以前也和爸爸的日本同事接触过,包括日本的文化,动画片也都看过,所以觉得比较不错,包括日本人的秩序严谨这方面。还有一个就是公平,在中国,“关系”是一个对于个人发展十分重要的因素。但是到了日本之后,通过现在这段时间的学习工作经验,我觉得自己的成功主要取决的自己的努力。
Q.
陆前辈
我小时候看过一本书,叫做《富爸爸穷爸爸》,里面说钱可以生钱,那是我对经济学产生兴趣的契机。后来,我报考了几所大学的经济、经营这一块,而横滨国立的经济学部又是“看板学部”。所以我就在合格的学校里面选了一所最好的。
Q.
陆前辈
第一,既然都来日本留学了,那肯定是要在日本找工作,因为你在日本读完大学马上回国的话,那跟中国的普通大学毕业生一样,都是新毕业的学生,没有工作经验,对企业来说都没有多大区别。然而,在日本的话,大家都是刚毕业的大学生,与他人相比反而其实没有什么劣势。另外一个,毕竟幸幸苦苦毕业于日本的一流大学,不在日本找工作实在太可惜了。其实”MARCH”以上的学校,你要毕业的话我是建议一定要在日本找工作。
就活部分
Q.
陆前辈
ES当时交了10几份。提交的行业也是比较分散。比如说教育报了三家,第一家Benesse,然后经营東進ハイスクール的ナガセ,还有河合塾。其中Benesse是拿到了内定,然后ナガセ也基本上拿到了内定,但是最后管理层跟我说,我们已经很想让你入社,但现在还有一个问题没有解决,就是我们要不要外国人。ナガセ此前已经进行了六轮面试,我也全都通过了,然后每一次的懇親会也叫我去,但是就跟我说,其实我们现在很想要你了,只不过在这段时间里面我们还想再考虑下我们到底最后要不要外国人。
Q.
陆前辈
我想是因为它在中国其实没有需要我的业务吧。ナガセ在中国的业务就是一个游泳方面的培训。它的意思是说,公司的战略不是从教育开始的,因为教育本来就是根据一个国家的国民性来展开的。并且,当一个国家的国民性确立之后,外国的教育是很难进入他们国家的。所以说作为公司来说,只有先通过从幼儿的一些类似于游泳啊这种兴趣爱好开始,慢慢地去发展、渗透。然而,在那方面的业务上,公司又不太需要中国人。反而它更加需要印度人,因为東進ハイスクール主要是做在线的课程的,所以它现在有很多印度人担任着控制电脑的工作。
然后河合塾当时报的时候去听了一次说明会,后来因为我这段时间要回国,问他时间能不能换,他说不能换就没有去。
此外,除了教育行业,我也报了三家制造商,一家东芝一家夏普,还有一家日立。日立的话进了最终面试,但是他问我你最后想在我们公司里做什么?我实在想不出想做什么,回答的就不是特别好。夏普是在第二面的时候叫我读一篇英语,读还是读的可以的,但他要我马上翻译。
还有一个是东芝,东芝的话第一轮的时候问你想进哪个部属,我说了一个部属之后他说我们这个不招人,但是我跟他说你们这个介绍上面明明写的是在招, 他说可能我们自己都没注意。我中间还跟他说“私のリーダーシップ見て欲しい”,我是直接跟他这么说的,也没有说其他的敬语,这一轮居然也过了。只不过后来Benesse拿到内定之后感觉东芝也不是特别想去,就放弃了。
除了这两个之外,还有是ANA也是报了一下。ANA的话,第一轮是小组讨论,过了以后,第二轮是集团面试。考官会问,比如我们航空业界要迅速占领中国市场,应该怎么做。当时因为我平时和留学生接触比较多,所以就从留学生的角度去切入了。但事,其实应该说去和中国的东方航空合共享资源,就是合同シェア,所以那个是第二轮就没过。
对于制造商的话,我只是觉得“Made in Japan”的知名度很高,但真的想做什么的话确实是想不出来。但是教育的话是我真正想要做的事情。
Q.
陆前辈
我是很满意的,不过公司怎么想我就不知道了(笑)。不过我想我大学时代在行知学园教过书的经历应该是公司也非常看重的吧。
Q.
陆前辈
其实,大多数日本公司在你面试的时候是不会说也不会问你要去哪个部门的。公司会根据你的情况来判定你适合的部门。从我的经验来说呢,Benesse的财务部门差不多五年没有进过新人,而且十几年是没有留学生的。
为什么要去那里呢,是因为刚拿到内定的时候人事和我面谈,跟我说前三年要我在公司的经理,法务,财务各个部门里面都去锻炼一下。差不多三到五年的话,再去経営企画部去锻炼锻炼,第五年到第十年有可能把我派到中国去,跟着中国的社长做事,第十年之后有可能让我在中国独立去做一些什么事情,二十年之后再去做自己的事情,然后希望今后如果我独立去做自己的Business的话,能够和Benesse作为合作的关系一起去打市场。他给了我差不多二十年的规划。
Q.
陆前辈
其实只有一年(笑)。公司为什么要先让我进入财务呢,就是作为一个公司的管理,肯定是要懂财务的。在面试之后,人事一般来说会在三天之内给出内定,虽然官方的说法事说是说要等待两周,但其实三天过后,基本就是没了。而我当时是到了第三天,其实已经过了三天了,我已经觉得不太可能了,到了第四天打电话过来的。后来人事面试的时候就问,为什么这么晚给你呢,因为Benesse基本上不会去招外国人,以前也有招过,但是从小在日本长大的,为什么会招我,也是看中了我的在行知学园的教学经历。但到底要不要招,人事部最后是直接报到管理层去开会决定的。
Q.
陆前辈
好像没有过刁钻的问题。因为在行知学园的时候,我做的所有的事情其实都是跟他们一样的,所以站的角度和我考虑的事情是和他们也是非常的一致。因此,不管是之前的人事面试还是部长面试,还是最后的役员面试,我都表现的非常自然。其中,印象最深的一个问题是,教育业界需要教书育人,但是Benesse作为一个大企业,也有人说我们是在赚钱,那你觉得赚钱和教育该不该等同,作为一个教育企业该不该为了利益去经营。
Q.
陆前辈
我说你只有经营的更加好,有了利益之后才有资源再去投资,提高教育的水平,研究教育,把教育做的效率更高,通过更快的速度把更多的人培养起来,这样的话对于整个国家、社会也是有贡献的。
Q.
陆前辈
有两点很重要。
第一个点是你自身的实力,你得有素材,你自己真真实实做过些什么事情,或通过这些事情你成长了哪些,最好要有亲身的经历,有些是假的、随便编的话肯定会有漏洞,而且说的也不是很真实。
第二个就是交流能力,你有素材你有很好的东西,你没办法和人事表达出来,那人家也不会要你,而且怎么样能通过更正面的那种表达方法去表示,这个也是很重要的。还有一个就是在交流的时候,必须站在面试官的立场上来考虑问题。
比如说,有些人事部的面试官其实更看中的是你这个人的安定程度,就说你稳不稳定。但比如役員面试的话,会看你是不是有能力。再往细节里说的话,同样是役員面试,有的役員位子比较高,有的役員位子比较低,高的人肯定看中能力这方面,低的人因为要担心自己的位子,所以说他肯定希望他面试招进来的人更稳一点。人事部出身的役員是也是偏稳的,而相较而言,营业出身的役員就是完全重视你能力的方面。
就职后的生活
Q.
陆前辈
Benesse跟其他公司有点不太一样,它是一天七小时工作制,其他公司都是一天八小时,比如早上九点到晚上六点,当中中午一小时的休息。Benesse一天是七小时工作,从早上九点到下午五点。
不过加班挺多的,加到九点。一般来说,工作到六点结束,然后加班到九点,一共是加三个小时,你工作到五点加到九点,就是四个小时。
Q.
陆前辈
因为财务部是九点上班,作为新人的话八点到八点二十之间一定要到了,一定要作为办公室里面最早到的人到办公室。到了办公室里面,准备准备茶水什么的。另外,财务部的电脑全是数据,你一去要先把电脑开起来,包括电视机一直是放着新闻的,这些准备工作都做好。早上的第一个小时基本上要最先处理当天要付的钱,给个人付的,给法人付的,有时候发工资、奖金这些支付方面的。后面要再去跑银行,处理一些银行里面的资料,或者给是公司办一些和银行有关的手续。除此之外,还有海外送金,从海外汇过来的钱还有你给海外汇钱的工作。这种工作每周有一、两天要做,而且这个工作有些的话一下子要十几个,海外汇款的话,你不光是这个账户,公司的地址、英文地址、英文名字全都要查仔细。一个月最忙的是月初和月尾,月初的前五天,因为是上市公司,所以每个月都要有报表,报表的话上一个月的账一定要对。因为公司台湾,香港,中国大陆上海、深圳都有子公司,比如说子公司催钱、催账,你要催,有时候日本正好放假中国不放假,中国放假日本不放假,这种时候你都要事先考虑好。月尾的话要发工资,为下个月做准备。
Q.
陆前辈
那肯定。后面的话还要算税,普通的税像消费税这种要算。另外,财务部是同时隶属于Benesse Holdings,也就是控股公司的,两个公司里面比如说上面的这个公司有下面所有子公司的配当、分红,再加上他也有去买其他公司的股票。而且日本是有规定的,你一个控股公司下面有很多子公司,你不能子公司上市,你必须控股公司上市,有这样一个规定。
Q.
陆前辈
其实我是挺喜欢Benesse的,各个部门里面的人际关系是挺不错的,上下级也没有像商社那样严厉。而且男女的话差不多是半半,女生可能多一点。我当时的人事部部长,取締役里面管人事的也都是女性。Benesse是当时“働きやすい企业”排前三的。
Q.
陆前辈
最大的魅力,第一个从待遇方面来说,虽然说基本工资都是二十一万五,和其他公司差不多,但是公司里面的福利特别好,第一有住房补贴,第二个是一年给你差不多等额于二十四万日元的点数,你可以去按摩,或者用在你自己的生活上。还有,当时的话奖金是七个月工资的奖金,加班费的话,人家是工作八小时以上才有,但是你只要工作七小时以上的都是加班。新人的话一个月可以拿到三十万,不算补贴,加上加班。不过,部门很关键,有些部门一个月要加六、七十个小时的班,计算工资一天算你实际工作九个小时,有些部门比较轻松有些部门忙,但财务部相对来说根据时间,因为你要想每个月的月初和月末肯定是忙的,而且每三个月要做四季报,每半年又是一个大的,一年的话最终结算,每年的四月份那整个月都是超忙的。然后福利其实挺好的,比如说你要去学一些技能的话,公司每年给你十万,你申请的话就给你报销。
主な経歴
Q.
陸先輩
実は大学受験の時も同じ質問をされました。両親の立場から言えば、私の父は中国国内の大学の日本語学科を卒業しているのですが、日本へ留学しなかったことをとても後悔していて、私を日本に留学させたかったのだと思います。また、父は以前から日系企業に勤めていて、日本人が勤勉なことを知っていたので、日本に留学することが息子の成長に繋がると感じていたようです。私自身の立場から言えば、日本に感化される部分がいろいろあったので、日本への留学も悪くはないと感じていました。例えば、以前から父の同僚と接触する機会があって日本文化に触れ合ったり、アニメの作品を沢山見たり……。また、日本人の秩序を守る部分にも好感が持てました。あとは、日本社会の公平なところも好きです。中国で昇進するには「コネ」が重要な鍵となります。しかし、現在までの私の経験を通して考えても、日本では自分の努力によって成功するかしないかが決まると思います。
Q.
陸先輩
私は小さない頃『金持ち父さん貧乏父さん』という本を読みました。その本に書かれていた、お金がお金を生むということに衝撃を受けたことがきっかけで、経済学に興味を持ち始めました。大学受験では経済学部や経営学部を受験し、いくつか合格しました。その中では横浜国立大学の経済学部は、大学の看板学部だということもあって、この大学に入学することを決めました。
Q.
陸先輩
まず、私は日本に留学する以上、日本で就職活動をするべきだと思います。日本の大学を卒業した後すぐに中国へ帰国する場合は、中国国内大学の卒業生と同じ新卒なので、仕事経験がなく、企業にとっては採用するメリットがあまりありません。しかし日本に残る場合は、周りは卒業したばかりの大学生なので、劣るところがありません。せっかく苦労して日本の一流大学を卒業したにもかかわらず、日本で就職活動をしないのではもったいないです。もしMARCH以上の大学を卒業したのであれば、日本で就職活動をすることをおすすめします。
就職活動
Q.
陸先輩
ESは十数枚出しましたが、業種はバラバラです。例えば、教育系はBenesse、東進ハイスクールを運営するナガセ、河合塾の3社です。その中ではまずBenesseから内定をもらい、そしてナガセからも一応内定をもらいました。一応というのは、内定後マネージャーから「君にはウチに来て欲しいが、1つ問題があって、それは外国人の採用についてだ。」と言われたのです。ナガセは六次面接まで通って、内定者懇親会にも毎回呼ばれていました。しかし「是非ウチで働いてほしいんだが,外国人の採用について今一度考え直したい」と言われてしまいました。
Q.
陸先輩
中国事業の必要性があまりなかったからだと思います。中国での主な事業は水泳事業です。ナガセの企業戦略は教育から始まったものではありません。そもそも教育というのはその国の国民性に起因するものです。国民性が確立した後は、他国の教育システムの導入が非常に困難です。そのためナガセ側としては、水泳等の児童の習いごと事業から徐々に発展を目指したいのです。このような事業には中国人があまり必要ではありません。むしろ東進ハイスクールの主軸事業であるサテライブ開発のため、インド人を必要としていました。また、河合塾の説明会に一度参加しようとしました。しかし、ちょうど中国に帰らなければならなかったため、担当者に時間の変更が可能かどうかを問い合わせたところ、できないとのことだったので、参加できませんでした。教育系以外では製造関係を3社受けました。1つは東芝、もう1つはSHARP、そして日立です。日立は最終選考まで進みましたが、日立で何をしたいかという質問に対して、何も思いつかず、あまりいい回答ができませんでした。また、SHARPの2次選考では、英文の音読と翻訳がありました。音読はまあまあでしたが翻訳はいまいちでした。東芝では1次選考で、どの部署で働きたいかと聞かれたので、自分の志望する部署を答えましたが、そんな求人は出していないと言われました。しかし、明らかに求人広告に掲載されていたので、そう主張すると、間違いに気付かなかったと門前払いされてしまいました。私は負けじと、直接真ん中の面接官に向かって「私のリーダーシップを見て欲しい」と敬語もなしに言ってしまい、そこで面接は終了しました。Benesseから内定をもらって以降、東芝に対する思い入れがなくなってしまったので、そこで東芝は諦めました。この他には、ANAも受験しています。ANAの1次選考はディスカッションで、2次選考は集団面接でした。集団面接では、中国マーケットを制するにはどうすればいいか、という質問がありました。当時私は留学生と接する機会が多く、企業の視点ではなく留学生の視点で意見を言ってしまいました。模範解答は、中国東方航空と合同シェアを目指すというものだったため、私は2次選考を突破できませんでした。メーカーでは「Made in Japan」は、中国でも知名度が高いです。しかし、私はメーカーに入ってからやりたいことが当時は分かりませんでした。しかし、教育は私の本当にやりたいことでした。
Q.
陸先輩
私はとても満足していましたが、会社側はどう思っていたかはわかりませんね(笑)。しかし、学生時代に行知学園で教師をしていた経験については、おそらく会社側も注目していたことと思います。
Q.
陸先輩
大多数の日本企業は、面接の際に、志望する部署について聞かないと思います。会社側がその人を適切な部署に配置するのです。私の経験から言うと、Benesseの財務部門には約5年間新入社員が入ってきていませんでしたし、留学生となれば10数年入ってきていません。なぜ経理部に行かなければならないのかというと、それは内定をもらってから人事と面談をする中で、人事が私の歩むべき道筋を教えてくれたからです。「最初の3年は経理、法務、財務など色々な部門で経験を積み、その後の2年は経営企画部、そしてその後5年間は中国にて中国地区社長の事業に参加。その後は独立して中国にて事業を立ち上げ、20年後には自分のやりたいことをやる。」というおよそ20年の計画です。独立後のビジネス立ち上げにも力を貸してくれるとも言ってくれました。
Q.
陸先輩
実は1年だけです。なぜ私をまず財務部に配置したのかというと、それは会社を管理するには財務を理解する必要があるからです。面接後、一般的に人事は3日以内に内定通知を出します。会社からは2週間待ってくれと言われてはいましたが、3日待っても連絡がありませんでした。4日目になっても連絡がないのはさすがにおかしいと思っていると、ついに電話がかかってきました。その後、人事との面接の際に、なぜこんなに遅くなったのか聞いてみました。すると、以前は外国人も採用していましたが、基本的にBenesseは外国人の採用をしていないそうです。一体なぜ私を採用したのか疑問に思いましたが、私を代用した理由は、子供の頃から日本に住んでいることと、行知学園で数学を教えていた経験があることを気に入ってくれたからだそうです。そして、採用不採用について、人事部が直接役員会議にかけあっていたそうです。
Q.
陸先輩
変わった問題は特になかったと思います。行知学園在職時の私の仕事と同じだったので、視点や考え方が全く同じでした。なので、人事面接や部長面接、そして最後の役員面接などでも特に気にならず、自由に自分を出すことができました。その中でも最も印象に残っているのは、次のような問題です。教育業界には、教師が欠かせません。しかしながら、Benesseは大企業ですから、金儲けの商売だといわれてしまうこともあります。教育とお金を稼ぐ事が結びつかないのであれば、教育企業は一体どのように経営していけばいいか、という問題です。
Q.
陸先輩
経営がよくできてこそ、利益が出てから資源投資をして、教育水準の向上と研究に励むことができます。また、教育の効率向上のため、より早いスピードでより多くの人材を養成します。そうすることで、国家にも社会にも貢献することができます。
Q.
陸先輩
ポイントは2つあります。
1つ目は自分の能力です。資質能力をもつことが必要です。物事を正しく行い、あらゆる面で成熟していることです。また更に経歴があればベストです。面接では嘘をついてしまうこともあるかも知れませんが、嘘は事実ではないので、必ずバレてしまいます。
2つ目はコミュニケーション能力です。どんなに素晴らしい資質があっても、人に伝えることができないのでは、どの企業にとっても不要です。そしてどのようにすればよりポジティブな表現ができるのか考えることも大切ですし、問題を面接官の立場になって考えることも重要です。
例えば、人事部の面接官が見るのはその人の振る舞い、つまり、落ち着いているか落ち着いていないかです。しかし、役員面接ではその人の能力が重視されます。細かいことを言えば、役員面接の面接官の中にも地位の高い人もいれば低い人もいます。地位の高い人はその人の能力を見ますが、地位の低い人は自分の地位が気になってしまい、自分より穏やかな人を好むでしょう。また、人事部出身の役員は比較的穏やかな人を好む傾向にあり、営業出身の役員は能力を重視する傾向にあります。
就職後の生活
Q.
陸先輩
Benesseと他企業とは少し違っています。1日の就業時間は7時間です。他企業はほぼ8時間制で、大体朝9時から、昼休憩を1時間挟んで、午後6時までですよね。Benesseは7時間制なので、朝9時から午後5時までです。
ただし、残業がとても多く夜の9時まであります。一般的に言えば業務は6時までで残業が9時までなので、残業時間は3時間ですが、Benesseは午後5時から9時までなので、残業時間は4時間になってしまいます。
Q.
陆前辈
財務部は9時からの出勤なので、入社したての頃は8時から8時20分までの間に必ず出社していなければなりませんでした。1番最初に出社しなければならないのです。オフィスに着いてからはお茶等を用意したりします。その他には、財務部のコンピュータはすべてデータ管理されているので、まずコンピュータを立ち上げます。テレビのチャンネルをニュース番組に設定したりし、仕事の準備を完了させます。朝の1時間は、まずその日の個人や法人宛の送金の管理です。時には給料や賞与等の管理もします。その後は銀行に行き、情報処理や会社の手続きを行います。また、海外への送金と海外からの送金を管理します。この種の仕事は週に1、2回ほどありますが、それが何件もあると10数回にもなってしまいます。海外送金となれば、口座や住所、英語の住所、英語の名前など全て細かくチェックしなければなりません。1ヶ月で最も忙しいのは月初めと月末です。上場企業なので月初め5日間は前月の報告書を作成しなければなりませんし、正しく会計されている必要があります。台湾、香港、上海、深圳にも会社がありますが、中国の祝日は日本と異なるので、子会社からのお金の催促や会計の催促があります。また、こちらが催促しなければならない場合は、そのことも考慮しなければなりません。月末は給料の送金と翌月の準備です。
Q.
陆前辈
もちろんそうです。その後、消費税等の税金の計算をします。財務部は親株会社であるベネッセホールディングスにも属しているので、親会社から子会社への配当やボーナスがあったり、その他企業を買収したりします。また、日本にはある規則があります。多くの会社が親株会社の傘下となっていますが、上場できなくなった場合には、子会社を上場しなければなりません。
Q.
陆前辈
実はBenesseはとても好きです。商社によくある上下関係の厳しさもなく、各部門の人間関係もとても良かったです。そして男女比もほぼ半々でしたし、もしかすると、女性のほうが多かったかも知れません。当時の人事部部長と役員の人事担当は共に女性だったので、Benesseは当時働きやすい企業トップ3に入っていました。
Q.
陆前辈
最大の魅力ですか。まず、待遇の面でしょう。基本賃金は21.5万円とその他企業とそう変わりありませんが、福利がとても充実しています。1つは住宅手当があることですね。そして、年間24万円相当の商品券がもらえることです。マッサージに行ったり、生活費に当てることも可能です。また、ボーナスは7月に支給されます。Benesseでは7時間以上の就業は残業と見なされますが、残業手当は8時間以上の就業にのみ付きます。入社当初の給料は、住宅手当等を除くと大体月30万位です。部署が鍵となっていて、部署によっては1日9時間労働すると考えると、月60〜70時間の残業を行わなければなりません。部署によって暇だったり忙しかったりします。財務部は時期によります。月初めと月末はいつも忙しく、また他にも3ヶ月毎の四季報の作成、半年毎のそのまとめの作成、年毎には最終決算を作成しなければなりません。中でも4月は特に忙しいです。また、その他の福利もなかなか良いです。技術習得のためであれば年間10万の手当が出ます。