ガンダム!行きます!BANDAI奇缘
Profile
姓名 (昵称) |
邓前辈 |
---|---|
公司名 | 株式会社BANDAI |
职业 | 娱乐/玩具 |
入社 | 2012年入社 |
万代株式会社(株式会社バンダイ / BANDAI),全日本最大的综合性娱乐公司之一,主要涉及娱乐、网络、动漫产品及其周边等,是日本主要的玩具供应商之一;成立于1950年,创业者为山科直治。公司总部位于日本东京,于全球八个主要地区国家设有27家子公司。主要以生产高达系列作品,圣战士Dunbine等Sunrise系列动画的角色模型闻名。其生产的各种科幻、动漫模型的数量之多,品种之全是世界第一的。除玩具及儿童娱乐外,万代遍及全球的商品触角尚包含游戏软件、多媒体、音乐、电影长片、自动贩卖机、游戏卡、糖果以及授权服装等。
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EJU(留学生考试)之经验谈
Q.
邓前辈
当时我觉得我们大学,庆应大学SFC的面试很有意思。比起印象中死板紧张的面试,教授们都非常友善,我们聊的很开心。
Q.
邓前辈
最花时间的还是基础,为了通过留考的分数线,大家都在基础上下功夫。我们当时留考不如现在竞争那么激烈,当时留考还是一个很新的东西,才刚开始实行很短的时间,大概两三年, 大家没经验,都不知道留考是怎么考的,我们都在研究怎么去考,但现在的话,大家都把它研究透了。
Q.
邓前辈
对,最难的应该还是留考吧,还有,大学最终的那个“志望動機”(志愿动机),对我来说很重要,我准备得比较花时间。
大学成长记——“经历至上”
Q.
邓前辈
应该是社团活动吧。我参加的社团是一个发源自欧洲的,叫做AIESEC的学生团体,现在应该是全世界最大的学生团体了,它的主要活动就是介绍学生到外面去インターン(实习)。
Q.
邓前辈
其实我参加这个团体的目的就是通过做这些事情能认识很多人,这是比较有意思的。他们就是把日本的大学生介绍到中国去实习,把中国大学的学生介绍到日本来实习,也是有国际交流和中介的性质,很有意思,但是是志愿者,没有钱。然而对我来说,有没有报酬是无所谓的,主要是因为这个团体与中国和日本都有关系,可以发挥自己语言方面的专长,而且,组织里的日本朋友对中国文化也挺喜欢的,我们之间可以互相交流,所以是挺有意思的。
Q.
邓前辈
锻在学生时代,如果只专注于学业上的学习,那就太没意思了。我觉得通过AIESEC,锻炼跟他人一起处理一项事务的协调能力,这种团队工作能力是我学到的比较宝贵的经验。
Q.
邓前辈
它有很自由的研究环境。但毕竟我毕业快三年了,现在学校是什么样子我不是很清楚,所以我说的话也不会具有很大的代表性,但在我大学时学校是比较自由的,像美国的大学一样。
Q.
邓前辈
怎么说呢,找工作跟大学其实有一定的关系,这是不可否认的。像日本的银行、商社,会比较看重学历、出身校,但我们公司还是比较奇怪的,出身于庆应大学、早稻田大学的职员倒是挺多,但是再往上,像东京大学的,我们公司不怎么要的。
Q.
邓前辈
我在学校的研究室打过工。这些打工和社团的经历无形之中提升了我的各方面的能力,比如说表达能力,责任心,团队合作等等。
Q.
邓前辈
大学我学到怎样跟别人交朋友,怎样处理人际关系,怎样和别人一起运营某个项目,比如像学园祭,大家聚在一起,晚上不睡觉,很认真地做东西去卖,最后把东西卖出去后觉得很开心。大学可以容忍你的失败,你不会的,可以去做,可以失败,失败了再去做,反复地学习、操练,比如学生社团、NPO、学园祭。这是在初高中里学不到,生活中也可能学不到的。
“就活之路”需坚定目标
Q.
邓前辈
相较于其他人我投的不多,ES只投了十家公司左右。因为每个人就职的目标和方式都不一样,我属于目标比较明确的,我喜欢高达,动漫,我非常明确自己想要从事自己喜欢的工作。
Q.
邓前辈
我只去我们公司面试了,没去其他公司,因为我的目标就是这个公司。虽然我到很多企业去实习过,但只是为了了解日本企业的结构和文化什么的。
Q.
邓前辈
最注重的是你想到我们公司来干什么。一般,人事会这样想,你这个人是否像我的某个部下,你明年到我们公司来工作会是什么样子,如果他觉得你不适合他们公司的氛围或者工作内容,他就不会要你。这么说是很抽象,但是在日本,工作不是靠能力,而是靠跟人的关系,人际关系才是最重要的。因为你每做一样东西都必须要说服周围的人,要得到他们的帮助,你需要有这种“说服力”。在日本工作,圆滑可以说是一个很重要的能力。因为你个人能力再强,业绩再好,你得不到周围人的帮助、上司的许可,你也是做不到很好的项目的。在日本,团队合作能力很受重视。
而且比起你现在所拥有的实力,日本公司更愿意为你将来的潜能投资。你今天托福可能只有300分,但是你进公司后,我相信你总有一天能考到600分。但是处理人际关系、情商这块,是没办法在很短的时间内提高的。
而且比起你现在所拥有的实力,日本公司更愿意为你将来的潜能投资。你今天托福可能只有300分,但是你进公司后,我相信你总有一天能考到600分。但是处理人际关系、情商这块,是没办法在很短的时间内提高的。
Q.
邓前辈
对,考试还是偏重定量分析。但公司不一样,你托福几分,ES(entry sheet)写得多好,SPI考得多好,都只是个参考,不是决定性的,最终还是要在面试中看到你这个人适不适合我们公司。
Q.
邓前辈
我觉得最重要的是自己对人生的规划,弄清楚自己想干什么,目标在哪里。
还有一点,就是要调整自己的期待。这也许是真正进公司才能了解的,就是日本的公司和你大学的环境是不一样的。你作为一个社员,一个外国人,可能觉得公司会期待你做关于自己国家的海外的业务,发挥自己的特长,但其实不是这样的。比如你是中国人,就马上让你处理中国业务,你是美国人,就让你处理美国业进公司后你会发现,你根本跟海外的业务没有一点关系,日本人不会因为招的是外国人,就马虎,并不是这样的。你进来以后,你要学很多东西,你要把日本市场的东西也学会。你要先学会怎样和客户交谈,要完全掌握日本国内公司的视点和结构以后你才有可能做你自己想做的外延的事情,并且你也有可能一辈子都做不到(外延的事情)。所以不是说,我是学某专业的,会哪门外语,我就专门做这个事情,而是你一个人要做很多事。工作不是单一的,而是包含很多方面的。
还有一点,就是要调整自己的期待。这也许是真正进公司才能了解的,就是日本的公司和你大学的环境是不一样的。你作为一个社员,一个外国人,可能觉得公司会期待你做关于自己国家的海外的业务,发挥自己的特长,但其实不是这样的。比如你是中国人,就马上让你处理中国业务,你是美国人,就让你处理美国业进公司后你会发现,你根本跟海外的业务没有一点关系,日本人不会因为招的是外国人,就马虎,并不是这样的。你进来以后,你要学很多东西,你要把日本市场的东西也学会。你要先学会怎样和客户交谈,要完全掌握日本国内公司的视点和结构以后你才有可能做你自己想做的外延的事情,并且你也有可能一辈子都做不到(外延的事情)。所以不是说,我是学某专业的,会哪门外语,我就专门做这个事情,而是你一个人要做很多事。工作不是单一的,而是包含很多方面的。
Q.
邓前辈
我觉得他们对待留学生和日本人是很平等的,最基础的人际交往能力,有没有明确的目标等等是比较重要的。当然,作为中国留学生,你可以谈一下对中国市场的看法,这些可能日本人不知道,所以将来你把你所了解的事情带到公司来,当然也是一件非常好的事情。但如果你说自己是留学生,有哪一方面的特长,比如说会英语,会汉语什么的,其实公司并不期待这些。
作为留学生,公司期待的是,对于同一个问题,你和别人的思考角度有什么不同,比如说,你有突破性思考的能力,你能积极地发言。但是最难是你在进了公司以后,环境会导致你发挥不了你自己的能力,因为周围的压力太强大。比如说,你的上司不希望你这样积极地发言,日本的有些公司会明示这一点,因为他们习惯了之前的环境和氛围,突然来了个外国人,行为和表达方式和他们很不一样,这样他们是很不适应的,这种情况我们换位思考一下就能够理解。有时候你不能一味地把自己想说的、想做的都强加给别人,当然你自己要有这种マインド(思想),但是表达方式很重要,要学会怎样去表达。而正确有效的表达方式要靠自己慢慢摸索,每个公司、每个部署都是不一样的,你要找到最适合的表达方式。
作为留学生,公司期待的是,对于同一个问题,你和别人的思考角度有什么不同,比如说,你有突破性思考的能力,你能积极地发言。但是最难是你在进了公司以后,环境会导致你发挥不了你自己的能力,因为周围的压力太强大。比如说,你的上司不希望你这样积极地发言,日本的有些公司会明示这一点,因为他们习惯了之前的环境和氛围,突然来了个外国人,行为和表达方式和他们很不一样,这样他们是很不适应的,这种情况我们换位思考一下就能够理解。有时候你不能一味地把自己想说的、想做的都强加给别人,当然你自己要有这种マインド(思想),但是表达方式很重要,要学会怎样去表达。而正确有效的表达方式要靠自己慢慢摸索,每个公司、每个部署都是不一样的,你要找到最适合的表达方式。
“兴趣”让“我”与BANDAI结缘
Q.
邓前辈
对,我喜欢日本,包括动漫和这个国家的文化。刚来日本我就住在浅草,我的语言学校也在浅草,现在的公司也在浅草,那时候我就知道在浅草有BANDAI这样一个公司,跟秋叶原很近。我以前语言学校跟BANDAI很近,我天天看到这个公司,那时候我就想到这里工作,所以我跟其他留学生可能不一样,当时我来日本的时候我就很想进这个公司,这是我的目标和梦想。秋叶原是个文化比较集中的地方,我很喜欢去那边。
Q.
邓前辈
我现在做的完全就是动漫产业相关的工作。我们公司做的模型不仅有高达,也有ワンピース(海贼王)。我们今年的工作,比如说做个电影,大家都出资嘛,我们作为一个メーカー(制作人),我们要做什么东西,都要跟那些动画制作公司进行协商配合。我们要出某个产品,那这个电影必须要做キャラクター(character,角色),然后我们要对这个角色进行调整。自己能参与这个电影的制作过程,还是比较有成就感的。
Q.
邓前辈
这个问题呢其实很复杂,其实从事自己的兴趣相关的工作也有很痛苦的地方。因为你知道我有这个兴趣,出于兴趣,我觉得往某个方向做会比较好,但公司的话,它觉得这个方向并不是能盈利的方向,那上司是不会同意你这样做的,那你去说服他的过程,或者你想做的事情被否定了,是很痛苦的,因为公司毕竟要赚钱嘛。当passion遇上money,痛苦就开始了(笑)。
Q.
邓前辈
我觉得把自己的兴趣作为工作是有没问题的,但要把自己的心态调整好。平时可以按自己喜欢的方向去做,但作为工作的话,公司有公司的目标,不是你一个人想怎么样做就能怎样做的,你只代表你的想法,团队里的其他人可能不是这样认为的,所以要客观地去认识,毕竟工作的时候,有自己的职责所在。但你可以把你自己作为爱好者的经验放到工作里。很多成功人士也是最初自己喜欢某个东西,才能把它做到最好的。
Q.
邓前辈
是这样的。很早之前我们公司在国内在举办过一个模型比赛,我参加了那个比赛,还得了第一名(笑)。
Q.
邓前辈
我小时候就会参加这种比赛,当时我们公司有做高达模型,模型界里一个很有名的人——川口名人当时在比赛中担当评委,正好我发言的时候,他开玩笑地说将来到日本去我们公司研习。虽然是开玩笑,但是我听了感觉好期待,想着自己将来能进这个公司该有多好。然后我大学毕业找工作,面试的时候就提了这件事情,在ES里面也写了这个。我进公司很大一部分原因是因为川口名人,所以我跟我们公司的缘分是别人复制不了的。
关于BANDAI的“採用”和“全球化”
Q.
邓前辈
很少,在我进公司之前几乎没有中国人,主要从我这一届开始。其实我当时报我们公司的时候得到一个关于留学生就职的情报,所以才有这个机会。所以我觉得收集就职情报非常重要。
Q.
邓前辈
是的,之前的至少十年之内没有。虽然五年前有招过一个韩国人,但他是从中学开始就在日本学习生活,所以与其说是外国人倒不如说是半个日本人。在我这届之后有招过一个台湾人,他就是纯粹的留学生,在日本上了大学和大学院。另外,今年我们公司还去中国国内招了一个北京外国语大学的学生。
Q.
邓前辈
是的,虽然公司推行全球化战略,但不一定要通过招聘外国人来体现这种全球化战略。现在日本的很多企业都有说向全球化转变,但是他们也没有大量招聘外国出身的人才。
Q.
邓前辈
简单来说是海外的生产和销售吧。比如,福万(福建)玩具有限公司是最早在中国国内合资设立的玩具公司,我们公司是投资方之一,而且BANDAI最早就是在福建做模型产业。其实我们公司除了在印度尼西亚有建自己的生产工厂外,在中国采取的全部是外包生产。外包相对合算一些,成本和风险都比较低。
Q.
邓前辈
那不一定,要看届时销售和投资的状况。现在负责做中国市场的主要是日本人,现地采用的人很少。进行现地采用的主要是我们的分公司,分布在广州、深圳、香港。
Q.
邓前辈
没有。我们公司美术大学毕业的职员挺多的,毕竟是在这个行业,需要美术相关的专业的人。
Q.
邓前辈
除了庆应、早稻田,MARCH(明智大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)比较多,日本大学也有,国立大学也有,挺散的。
Q.
邓前辈
我们公司对美术大学毕业生的招聘很固定,每年招4、5个,因为我们工作的特殊性,需要美术相关的专业的人,比如说设计专业的。但是在我们公司,社员进来后就不管你是什么专业了,美术系的人去管理岗位的也有,不学美术,但是做设计的也有。
Q.
邓前辈
我现在是部署没换,工作换了。我自己没申请,我还想做营业,但是上司让我换一下,因为他认为我不光要有营业的经验,其他工作的经验也是很重要的。
给后辈们的建言——“规划未来、适应环境、加强人际关系”
Q.
邓前辈
每个人的目标不同,相对应的建议也是不一样的。但是最基础的还是搜集今后想做的事情的情报吧。这种搜集是广泛的,而不是狭窄的,不能只相信一个地方的情报。在明确了自己真心想做的事情之后,我觉得不需要投那么多家公司,应该先想清楚自己到底想做什么,目标是什么,未来想成为一个什么样的人,在此基础上选择相对应的行业和公司,同时还需要联系一下公司的发展前景,看是否符合自己对未来的规划。
Q.
邓前辈
我觉得最重要的还是环境适应能力和忍耐力。首先日本企业的工作环境是很严格的,没有想象中的轻松,被上司责备、训斥的现象是很常见的。所以你需要在这种环境下渐渐成长和适应,不能因为挫折而否定自己,失去信心。在我看来,如何在严格的工作环境下保持积极向前的姿态是非常重要的。另外,在日企就职,学会忍耐对你的工作是很有帮助,因为有很多事情就是忍耐与不忍耐的问题。
Q.
邓前辈
如果说你觉得这件事情已经忍无可忍了,那说明你不适应在这里工作,建议换一个工作环境。但是,如果你能忍耐的话,那说明你还想继续做这份工作。我觉得,如果你对未来的期望大于现在忍耐所付出的代价的话,那就选择忍耐吧。日本公司之所以对你严格,是因为它把你当作一辈子的员工在培养。
Q.
邓前辈
日语能力当然是必须的,但是还是要看做什么工作,因为每个工作所需要的能力是不一样的。除了一些基本的能力,其他还需要电脑能力,IT,软件技能等,你起码要会做PPT,用Excel吧。
Q.
邓前辈
努力学会融入环境,适应环境。你一旦选择了某个环境,就应该适应它,否则在这个环境里面你就实现不了你想做的事情。另外,外国人在日本企业工作最重要的还是换位思考吧。记住一定要在你理解对方的前提下去处理事情,这样不会因误解而影响工作。
采访供稿:耿雨豪
EJU(留学生試験)での経験談
Q.
邓先輩
当時私は慶応大学SFCの面接をとても面白いと思いました。私が想像していた、活気もなく緊張するような面接とは違い、教授の方々は皆、友好的で、楽しく会話をすることができました。
Q.
邓前辈
最も時間をかけたところはやはり基礎ですね。留学生試験のボーダーラインに達するためにみんな基礎的な分野を中心に力を入れて取り組んでいたと思います。私たちの時代は現在のように競争が激しかったわけではなく、留学生試験は斬新なものであり、始められてからそんなに時間もたっていませんでした。大体2,3年というところでみんな経験もなく、留学生試験をどのように突破したらいいのかわからず、どうやって試験を受けるか皆研究に研究を重ねていました。現在はもうノウハウはみなさん熟知されていますよね。
Q.
邓前辈
はい。一番難しかったのはやはり留学生試験ですね。あとは大学の最後の志望動機ですね。私にとっては準備・比較もしなければいけませんでしたし、重要でしたね。
大学成長期~最高の体験~
Q.
邓前辈
やはりサークル活動ですね。私が参加したサークルはヨーロッパで始まったAIESECと呼ばれる学生団体です。現在は世界最大の学生団体になっており、主な活動は学生に海外インターンシップを紹介するというものでした。
Q.
邓前辈
実は私がサークルに参加した目的は、こうした活動を通じて多くの人と知り合うことで、これが実に面白いのですよ。彼らは日本の大学生に中国でのインターンシップを紹介したり、逆に中国人学生に日本でのインターンシップを紹介したりします。国際交流の側面と仲介としての側面があり非常に面白いですね。ただ、ボランティアであるため、お金が出ないところが難点ではありますが(笑)しかし、私にとっては報酬があるかないかはどうでもよかったです。この団体は中国・日本どちらにも関係があるので、自分の言語などの得意分野を発揮することもできます。加えて組織の中の日本人は中国文化に対して好意的で、彼らと異文化交流できるので本当に面白い活動でした。
Q.
邓前辈
学生時代にもし学業だけに注力していたらそれはあまり面白くはないですね。私はAIESECを通じて他の人と共に物事を処理する協調性を鍛えられたと思います。このような、グループで仕事をする力というのは私が学んだ中でとても貴重な経験だと思います。
Q.
邓前辈
非常に自由な研究環境があると思います。ですが、卒業して既に3年になりますし、現在の学校の様子についてはあまりよくわかっていない状況なので、信ぴょう性に欠けると思います。私が在学していた当時は少なくとも比較的自由で、アメリカの大学のように感じましたね。
Q.
邓前辈
なんて言えばいいのでしょう。仕事探しと大学には一定の関係があることについては、否定できないと思います。日本銀行や商社は比較的学歴や出身校を重要視しますね。しかし、私の会社は少し変わったところもあって、慶應大学や早稲田大学出身の社員は非常に多いのですが、東京大学のような更に上の大学出身の方はあまり多くいません。会社はそこまで必要とはしていないようでしたね。
Q.
邓前辈
学校の研究室ではアルバイトをしたことがあります。こうしたアルバイトやサークル活動での経験は、目に見える形ではありませんが、表現能力や責任感、グループにおける協調性など各方面の能力を伸ばしてくれたと思います。
Q.
邓前辈
大学では、どのように他人と交流関係を築いていくか、どのように人間関係を処理していくか、あるいはどのように他人と一緒になってひとつのプログラムを運営していくかを学ぶことができました。例えば学園祭では、みんなで集まって、夜も寝ずに作業をし、真面目にものを作っては売りました。最後のモノを売り終わった後はとても嬉しかったです。大学は失敗を許してくれて、できないものはやらせてくれます。例えば学生団体やNPO、学園祭では、失敗しても、また挑戦するというように、反復して学ぶことができます。こうしたことは中学高校では学ぶことができませんし、普通の生活の中でも学ぶことはできないものだと思います。
“就活の道”目標設定の必要性
Q.
邓前辈
ほかの人と比べると私が提出したのはそこまで多くはないかもしれません。ESは10数社くらいでしたね。というのも、各々就職活動の目標や方法は異なりますし、私の目標は比較的明確なもので、私はガンダムやアニメ漫画が好きだったので自分が好きな仕事に従事したいと非常に明確でしたね。
Q.
邓前辈
私はバンダイしか面接に行かず、他は行っていません。というのも私の目標はまさにバンダイだったので。確かに多くの会社にインターンに行った経験がありますが、それは日本企業の構造や文化などを理解するために行ったものでした。
Q.
邓前辈
最も重要視しているのは、会社に来て何をしたいかということだと思います。ふつう人事は「この人は私の部下になりうるだろうか」「来年会社に入ったらどんな風だろうか」こう考えると思います。もし会社の雰囲気や仕事内容に適していないと人事が考えれば、きっと採用しないと思います。こういうととても抽象的なのですが、日本では仕事は能力によるものではなく、人間関係によるもので、人間関係こそが最も重要なんです。なぜなら、何か同じことをするとしても、周囲の人を説得する必要がありますし、彼らの助けが必要になります。こうした説得力というものが必要になるのです。日本で仕事をするならばこうした円滑さは非常に重要な能力だといえると思います。たとえ個人的に能力があり業績が良かったとしても、周りの助けや上司の許可が得られなければ、良い仕事は回ってこないからです。日本ではこうした周りとの協調性が非常に重視されます。その上、現在持っている実力と比較して、日本企業は潜在能力を高めるために、将来に向けた投資をしてくれます。たとえもし今TOEFLで300点しかなくても会社に入ればいつか600点まで取れると信じています。
Q.
邓前辈
そうですね。試験は定量分析に傾いてはいますが、会社は違いますね。たとえTOEFLが高得点で、ESやSPIの出来が良くてもそれは単なる参考資料であって、それで決定するということはないのです。)最後はやはり面接の中で会社に合っているかどうかを見ていると思います。
Q.
邓前辈
最も重要なのは自分の人生計画、つまり自分が何をやりたいのか、目標はどこにあるのかということですね。あとは、期待値を調整できるようにすることですね。これも会社に入ってからやっと理解できるのですが、日本の会社と大学の環境は異なります。あなたは、「社員として、外国人としてきっと会社は自分の国に関する海外業務をさせ、自分の得意分野を発揮することを期待している」と考えがちですが、実際はそうではありません。会社はあなたに海外業務の処理をさせるだけなのです。
たとえば、もしあなたが中国人ならすぐに中国業務の処理をさせるでしょうし、もしアメリカ人ならアメリカ業務の処理をさせるでしょう。しかし、会社に入ってから、あなたはその処理が海外の業務とはあまり関係がないことに気づくでしょう。日本人は採用したのが外国人だからといって適当になるということはありませんし、絶対に適当にというわけではないのです。会社に入ったら多くのものを学ばなければならず、日本市場のことも学ばなければなりません。まず、お客様とどのように交渉するか学びとり、日本国内の企業の支店や構造を完全に身に着けた後、やっとあなたのやりたいことができるのです。もしくはやりたいことは一生できない可能性もあります。
だから何を専攻していて何の外国語ができるからこれを専門にやりますというのではなく、一人でたくさんのことをやらねばならないのです。仕事とは単一的なものではなく、いろんな側面を併せ持ったものなのです。
Q.
邓前辈
私は企業の留学生と日本人に対する態度は平等(求める条件は同じ)だと思います。最も基礎的な人間関係構築力、明確な目標があるかどうかなどは比較的重要だと思います。当然、中国人留学生として、中国市場に対する考えを述べてもいいと思います。なぜなら日本人はこの分野に関してあまり熟知していないため、将来あなた自身が持つ知識を会社に持っていけば、企業から見れば当然とてもありがたいことだからです。
しかし、もし、自分は留学生で英語ができる、中国語ができるなどを得意分野としてアピールしても、会社はとしてはこうしたことは全く期待してはいないですね。留学生として会社が期待しているのは、ある一つの問題に対してほかの人と別の考えや視点を持っていることなのです。たとえば、あなたに卓越した思考能力があり、積極的に発言できるとします。
しかし、一番難しいのは会社に入った後、周囲の圧力が大きいために、環境があなたの能力を発揮させないことです。たとえば、上司があまり積極的に発言するのを好まない時には、日本の企業ではあなたの姿勢を注意します。というのも、彼らはそれまでの環境や雰囲気に慣れすぎてしまっているからです。突然きた外国人は、行動や表現方法は全く異なりますが、変化に彼らがすぐに適応することはできません。
こうした状況は、立場を変えれば理解することができると思います。また、言いたいことややりたいことを他の人から強く押し付けられたくないというようなマインドは当然あなたにもあると思います。意見の表現方法はとても重要なので、どのように表現していくか学んでいく必要があります。また、正確で効果的な表現方法は、会社や部署ごとにも異なってきます。そのため、最も適切な表現方法を探し出さなければならないのです。
興味がバンダイへと引き寄せた
Q.
邓前辈
そうですね。私はアニメやこの国の文化を含めて、日本が好きですね。日本に来たばかりの頃は浅草に住んでいました。私の語学学校は浅草にあり、今の会社も浅草にあります。そのとき既に、浅草にはバンダイのような会社があるということ、秋葉原ととても近いことを知っていました。以前の語学学校とバンダイはとても近く、毎日会社を見てはここで働きたいという思いが強くなっていきました。なので、私とほかの留学生はきっと少し違うかもしれません。当時日本に来てすぐにこの会社に入りたいと思っていましたし、これこそが私の目標であり、夢でした。秋葉原は文化が比較的集中している場所で、そこへ歩いていくのが好きですね。
Q.
邓前辈
私が現在従事しているのは完全にアニメ・漫画関連の仕事です。私の会社で作っている模型はガンダムに限らず、ワンピースなどもあります。たとえば映画を作るなら皆さん出資されますが、私たちはメーカーとして、何かを作る時は必ず動画制作会社と連携をとりながら行わなければなりません。ある商品を出そうとしても、映画にはキャラクターを作る必要がありますし、私たちはそのキャラクターに合わせて動画制作会社と調整をしていくのです。自分がこの映画の製作過程に関与できることはやはり達成感がありますね。
Q.
邓前辈
この問題は実は複雑で、自分の興味関心のある仕事であっても辛いこともあります。ご存知のように、私にはこの趣味があります。しかし、趣味であればうまくできることも、会社となればその方向が利益につながるとは限りません。上司もあなたがやりたいようにやるということには同意しません。やり方について上司に説得していくか、もしくはあなたがやりたいことを否定されるか、というのは非常に辛いものがあります。会社というのは、結局はお金を稼がなければならないじゃないですか。情熱だけでなく、しっかりとそれをお金にしていかなければならない、辛い日々が始まりましたね。(笑)
Q.
邓前辈
私は自分の趣味を仕事とするのは問題ないと思いますが、心の準備や調整は必要になってきますね。いつもは自分の好きなようにできますが、仕事のためであれば会社には必ず目標があります。一人でこれをやりたいからこれをやるというわけにはいきません。それは単なる自分の考えであって、グループ内の他の人はあなたのように考えるとは限らないですよね。なので、客観的に認識していく必要があります。結局仕事の時は自分に職務責任があるわけです。しかし、自分の愛好者としての経験を仕事に取り入れてもいいと思います。多くの成功者は、最初はあるものが好きという気持ちからはじめ、好きなものだからこそベストな状態へ持っていけるのではないかと思います。
Q.
邓前辈
そうなんですよ。ずいぶん昔に中国で模型の試合があった時も、その試合に会社が参加し1位を獲得しました。(笑)
Q.
邓前辈
私は小さいころからこうした試合に参加していました。当時私の会社ではガンダムの模型を作っており、プラモデル界ではとても有名な川口名人が試合の評価委員を担当していました。私がまさに発言しようとしていた時に、彼が冗談交じりに「日本に来て私の会社で研修をしないか」と言ったんです。冗談ではあったのですが、でも本当に楽しみになっていて、自分が将来この会社に入れたらどんなに良いだろうと思っていました。それから大学を卒業して仕事を探しているとき、面接でもこの話をしましたし、ESの中にもこれを書きました。私が会社に入りたいおおきな理由の一つは川口名人です。だから私と会社の縁というのは誰にもコピーできないものなのです。
バンダイの採用とグローバル化
Q.
邓前辈
とても少ないです。私が会社に入る前は中国人はいなかったように思います。私から第一期として始まったように思います。実は当時バンダイにエントリーした時、留学生就職に関する情報を得られたので、チャンスがあったのだと思います。就職活動において情報収集というのは非常に重要だと思います。
Q.
邓前辈
そうですね。少なくとも前10年の間はいなかったと思います。5年前に韓国人を採用したことがあるそうですが、彼は中学のころから日本で学んでいたので、外国人というよりかは半日本人というほうが正しいと思います。私の次の代からは台湾人の採用もあり、彼は生粋の留学生で、日本の大学と大学院を卒業しています。ほかにも今年は中国国内で北京外国語大学の学生を採用したと聞いています。
Q.
邓前辈
そうですね。会社の中ではグローバル化戦略が進んでいますが、外国人を採用してグローバル化を進めるとは限りません。現在日本の多くの企業はグローバル化に向けて舵を切っていますが、それでも海外出身の人材を大量に採用しているわけではありませんね。
Q.
邓前辈
簡単に言えば、海外での生産及び販売ですね。たとえば福建玩具メーカーは、中国国内で最も早く合同出資して設立された玩具メーカーで、私たちの会社も投資をした会社のひとつです。しかもバンダイは最も早く福建省でプラモデル産業をはじめました。実際、私たちの会社はインドネシアに建ててある自分の生産工場を除いて、中国で得られるもののすべては海外で生産しているものです。海外での生産は割に合いますし、コストもリスクも比較的低いですね。
Q.
邓前辈
そうとは限らないですね。その時の販売と投資状況によりますね。現在中国市場に責任を負っているのは主に日本人で、現地採用は少ないですね。現地採用は主に私たちの広州、深圳、香港にある支店で行われています。
Q.
邓前辈
ないですね。美術大学を卒業した社員も多く、結局この業界では美術に関する専門分野を持つ人が必要なのだと思います。
Q.
邓前辈
慶応大学、早稲田大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)が比較的多いですね。日本大学もいますし、国立大学出身の方もいますし、様々ですね。
Q.
邓前辈
私たちの会社では美術大学出身の採用は固定的で、毎年4~5人はいますね。というのも仕事の特殊性から美術を専門とする人が必要で、たとえばデザイン専攻の方などです。しかし私たちの会社では、専攻に関わらず役職が決まることもあります。美術系の人が管理職に就く人もいますし、美術を学んでいなくてもデザインを担当する人もいます。
Q.
邓前辈
現在は部署の交換はありませんが、仕事の交換はありました。私は申請しておらず、そのまま営業をやりたかったのですが、上司に変えられましたね。上司は営業の経験だけではなく、他の仕事の経験も重要だと考えていたためです。
後輩へメッセージ~将来設計、環境適応力、人間関係構築力の強化~
Q.
邓前辈
各々で目標は異なると思います。なので、アドバイスもそれぞれで異なってくるとは思いますが、一番基礎となるのはやはり今後したいことについての情報を集めることでしょう。こうした情報収集は広く行い、決して狭くしてはいけません。一つの場所の情報を信じてはいけないのです。また、自分が心からやりたいことが明確になればそんなに多くエントリーする必要はないと思います。先に自分はいったい何をやりたいのか、目標は何か、将来はどんな人間になりたいのかを明確にして、その基本情報をもとに自分に合った業界や会社を選んでいけばいいのです。同時に会社の発展の見通しと関連付けなければならないため、自分の将来設計とマッチするか見極める必要があると言えます。
Q.
邓前辈
最も重要なのはやはり環境適応力と忍耐力だと思います。はじめに、日本企業の仕事環境はとても厳しいものがあり、イメージしている楽さというものはありません。上司に叱責されることなど日常茶飯事です。なので、そうした環境下でしだいに成長し適応していくことが求められますし、挫折したからと言って自分を否定し自信を無くしてもいけません。私が考えるに、いかに厳しい環境であっても積極的に前を向き続ける姿勢は非常に重要だと思います。他にも、日本企業への就職では、仕事に対する忍耐力を会得することは非常に助けになります。というのも、多くのことは耐えられるか耐えられないかの問題だと思うからです。
Q.
邓前辈
もしあなたがその事柄について耐えられないと思ったのなら、ここでの仕事にマッチしていないということですね。仕事環境を変えるべきだと思います。しかし、耐えることができるなら、この仕事をまだ続けたいということになります。もし、あなたの未来に対する期待が、現在の忍耐量から生まれる代価よりも大きいものなら、耐えることを選ぶべきです。日本の会社が厳しい理由は、一生働く社員として教育するためだからと言えると思います。
Q.
邓前辈
日本語力は当然必須ですね。でも、やはりどんな仕事をするかにもよりますよね。当然、仕事によって求められる能力は異なりますよね。基本的な能力を除いてあとはパソコンスキルやIT、ソフトウェアなど、少なくともPPTとExcelは使えるようになっているといいですね。
Q.
邓前辈
環境に溶け込む、適応する努力をすることです。一旦ある環境を選んだら、適応するべきで、さもないと自分がやりたいことは実現できないと思います。他にも外国人が日本企業で仕事をする上で、最も重要なのはやはり相手の立場になって考えることでしょう。相手を理解していくという前提で、物事を処理していくことをぜひ覚えておいてください。そうすれば誤解から仕事に影響を及ぼすことはないと思います。
インタビュー者:耿雨豪
翻訳:岩名地
編集:山崎