【日语】芬兰留学记 vol.7
~ビジネスの祭典、Slush~
AlibabaのCTO、Wang Jian氏もスピーカーとして登壇したことがあるフィンランド発祥のビジネスの祭典です。
具体的には、出展しているベンチャー企業が訪れている投資家と交渉したり、angry birdのCEO等、世界の著名人がスピーチしたりするビジネスイベントです。
(詳細はこちら、http://china.slush.org/ch/)
フィンランド留学中の小蘭もせっかくの機会というばかりに、ヘルシンキで開催されたSlush 2015に学生ボランティアとして参加してきました!フィンランド留学記第7弾は、Slushについてお話していきますね。
そもそも天気も経済も悪いフィンランドで、何故このようなイベントが始まったのでしょうか。
きっかけは、フィンランド経済に大打撃を与えた10年前のとある出来事にあります。それは、AppleのiPhone発売です。
当初、世界の携帯市場で優勢だったフィンランドの携帯会社Nokiaが、iPhoneの台頭によって一気に壊滅的状態に落ち込んでしまい、フィンランド経済に非常に大きなショックを与えました。フィンランドは、地理的な要因などで産業が豊かでないため、Nokiaは唯一の生命線だったわけです。
そこで、「産業がないなら、産業を作らなくてはならない。」と、Slushを発起したわけです。ITや起業家教育などに力を入れ始めたのもこの時ですね。こうして、官民一体となって、新しくビジネスが始めやすいような仕組み作りをしているわけですね。
このSlush、初めはたった300名しか参加者がいなかったそうなのですが、今では100か国から計15,000名もの人々が参加するほどの大規模イベントまでに成長しています。それから、日本ではSlush Asiaが2014年から、中国ではSlush Chinaが2015年から開催され、世界にも進出しています。
ボランティアのシフトの合間時間に会場をウロウロしると・・・
Alibabaのブースを発見!
繁盛具合を見せつけるかの如く大きなブースでした。
中国からは、登壇者も、ベンチャーも、Alibabaのような大企業も参加していて、目立っていましたよ。
一方、日本からはベンチャー1社しか出展していなかったようで、影が薄く・・・
ガンバレニッポン!って叫びたくなりました・・・。
ということで、
学生の立場では、働いて、見学することくらいしか出来なかったけれど、いつかは自分もビジネスの舞台で輝ける人物になりたいなあ、と情熱を燃やす小蘭でした。
2015.12.7
小蘭
时事日本
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