【日语】芬兰留学记 vol.3
～日本に留学中の皆様に伝えたい事～
Moi!
フィンランド留学記第三弾、小兰です。
昨日は寮からオーロラが見れました。
今回は、留学中の生活の過ごし方が、いかにして就職活動に影響するかについてお話ししたいと思います。少々真面目に、そして熱く語ります。
さて、小兰は現在日本から遠く離れたフィンランドにおります。それに、たった一年間という短い留学期間です。「日本で本科生をやっている自分の留学生活とは違うじゃないか。」と感じたかもしれません。ただ、海外で勉強＆生活をしていて、何らかの形で留学経験をキャリアに活かすことを求められている、という点では日本にいる皆さんと同じですよね。
ではさっそくですが、本題に入ります。
中国人＆日本人留学生には何が起きているのか？！
同じ寮に住むドイツ人留学生はこう言いました：
「中国人と日本人は、いつも一緒にいて、ヨーロッパ人と関わろうとしていない印象を受けたよ。それから、僕と話していた時に、初めは英語だったんだけど、突然同じ国出身の人と自国の言語で話し出してしまったんだ。僕にはまったく会話が理解できなくて、一人ぽつんと締め出された感じがしたよ。そういう経験があったから、彼らとは仲良くなれないんじゃないかって距離を感じてるんだ。」
※もちろんすべての人がそうしているわけではないですが、全体的に多いです。それから、日本人と中国人に限らず、同じ国同士の人で固まり、自国の言語で話している人はいます。
日本にいる皆さんにも同じような経験ありませんか？
日本にいる中国人留学生の中でも、あまり日本人の友人は作らず、中国人同士ばかりで遊んでいたりしませんか？
それの何がいけないの？
１．同じ文化圏の仲間同士で固まる
２．他国の人もいる中で、自国の言語で話し続けてしまう
この二つが大きな問題だと思います。
同じ文化の友達と一緒に遊んだほうが、気楽です。感じることも、笑いのツボも似ているし、慣れているから。それに今まで絡んだことのない、そして文化の違うヨーロッパ人/ 日本人と突然友達になろうというのも、壁が高いですよね。
ただ、そうしていては、就活的な目線から見ると様々な問題点が浮かび上がります。
１．英語・日本語（またはその他勉強しているもの）が伸びません。
留学の目的の一つに言語の習得が挙げられると思います。しかし、同じ言語を毎日話していては、一向に上達しません。これでは、就活の時にアピールできないと思います。特に日本では、大手企業に就職したい場合、日本語がうまくないと就職が難しいのではないでしょうか。
２．現地の文化への理解と適応ができません。
例えば私がフィンランドの会社に就職するとしたら。
フィンランド人と一緒に働きます。フィンランド人と人間関係を築きます。フィンランドのビジネスマナーやモラルに従って行動します。そうなると、フィンランドの文化や社会に対する理解と適応性がなければ、雇ってもらえないと思います。
日本でも同じです。特に日本は上下関係、ビジネスマナーが厳しく、人間関係が中国と違う部分が多いので、尚更大変だと思います。日本人でも身に着けるのに時間がかかります。けれど、企業はそうした日本社会に精通した中国人材を求めているのではないでしょうか。
高い日本語レベルを持っていて、日本社会に適応している。更には中国語と中国社会にも精通している。皆さんは、そんな潜在能力を持っているんです。だから、勇気を出して、異文化の中に飛び込んで行ってほしいなあと思います。
就活と関連付けて書きましたが、就活を意識しなくても、自然と目的意識を持って留学生活を送れるのが良いのではないかなあと思います。
一個人の意見ですので、参考にしていただけたらと思います。
Moi moi!
2015.10.10
小兰
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