中国留学記Vol.12 端午节
今週土曜日は中国の端午の節句
先週は東京,関東地方は梅雨入りして雨の多い一週間だったようですね。最近は女性の方はレインブーツがかなりキテいるということで,一本じゃなく何本も色んな色をお持ちのようですね。しかし,気になってしようがないのが,あれはそろそろ男性側にも波及するムーブメントなのかどうかということ。僕はファッションにはあまり詳しくないんですけれども,結構女性の履物のモードは男性に必ず波及してきますよね。ムートンブーツを男性が履くようになったり,おしゃれサンダルとかもその類なのでしょうか。多分レインブーツも男性に来るんだろうなあと思っているのですが,皆さんどうお考えでしょうか。
さて,話変わって今週の土曜日は中国の端午の節句。中国では春節や中秋節に並ぶ,三大伝統節句のうちの一つで,とても重要な祝日となっています。日本の端午の節句の起源は中国から来ていたのですね。
そもそも「端午」,とはどういう意味なのでしょうか。「端」は「始め」を意味し,「午」は「牛の月」,つまり5月を意味するので,「端午」は5月初旬を表します。そして端午の節句,それはこの5月の初旬である旧暦5月5日に,とある詩人が川に身を投じたことから始まります。のちに知人らがその遺体を探すため,川に船を出しましたが遺体は見つかりませんでした。その遺体が川の中で魚の餌になるのはしのびないと考えた人々が船から太鼓を叩くなど大きな音を立てて魚を追い払ったり,川にちまきを撒いたりしました。これが習慣と化し,ドラゴンボートフェスティバルやちまきを食べるなどのように現在でも残っているわけです。ちまきは古代から米を竹などの植物の葉で包んだものをゆでたり蒸したりすることで植物から出る灰汁が防腐剤代わりとなる保存食だったようです。
このような風習が日本に伝わり,現在の日本の「こどもの日」と「端午の節句」となっているのですね。日本文化の多くが中国を始めとするアジア諸国の影響を受けているというのは知識として当然知っていたのですが,このようなところまで影響を受けているというのは,正直驚くと同時に,自分の日本に対する理解の浅さに気付かされます。長期休みなどで帰国した際には,学ぶ姿勢を持って過ごすことができそうです。
小米
2015年6月14日
写真提供:windmoon / Shutterstock.com
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