5月30日,下午一点。一年一度的东京都六大学棒球联赛在神宫野球场正准备迎来一场最炽烈的决战。早稻田VS庆应,这宿命的对(Ji)决(You),每年都是最最吸睛的环节。
今年的早稻田VS庆应,通称早庆战(KEIO::“分明是庆早战!”)在万众瞩目之中点燃了战火。事实上,早稻田只要拿下这一战就问鼎全联盟,无论是选手、拉拉队、球迷席,全部都充满着紧张感和兴奋感。
那么,早庆战到底有着怎样的历史纠葛呢?当然,如果要从大历史来说,早庆的恩怨纠葛完全可以追溯到明治时代,双方创始人大隈重信和福泽谕吉缠绵悱恻的故事之中。而早庆的恩怨与棒球发生结合则是开始于1903年早稻田棒球部主将送到庆应棒球部的一封“挑战状”。后来,由于两校对峙不断、关系恶化一度导致赛事中断。如今,这一赛事已经发展成为两校的一大盛事。
·“想给选手提供一个座席满员的比赛场地。”
虽然这对私大双雄的宿命对决充满了话题性,早庆战最近一直受到观众持续减少的困扰。受关注的选手毕业之后,一时间曾经摩肩擦踵的神宫球场也渐渐出现了空席。
因此,一直为此担忧的庆应棒球部OB和早庆的指导、拉拉队策划一个计策。这就是在日本网站上成为话题的早庆战海报。
(以下是5张海报和说明)
女子啦啦队海报
早稻田(左): 吊车尾辣妹这词还真适合你啊,庆应桑。
庆应(右): 自从“手绢”走了以后你们不怎么样了嘛,早稻田桑。
·“吊车尾辣妹”这词来出自描写日本吊车尾女子高校生考上庆应的电影,有讽刺的意思。
·“手绢”指的是“手绢王子”,是过去出名早稻田棒球选手的昵称。这是在嘲讽自从他毕业后早稻田的比赛似乎有些失色。
男子啦啦队海报
早稻田(左):我的眼里,只有早稻田的胜利。
庆应(右):此乃眼光狭隘也。
棒球队海报
早稻田(左):如果败给了庆应,就算从总分上取得了优胜又能算得了什么呢。
庆应(右):击败早稻田从而夺到的优胜才有意义。
·比赛结果要看整个比赛的总得分,所以就算败给了对方也是有可能得到优胜的。不过这两个冤家似乎都希望击败对方并得到优胜。
奏响乐队海报
早稻田(左):看我尽情地奏乐“蔚蓝的天空”。
庆应(右):看我将“沸腾的血” 奏乐到你怕。
・“蔚蓝的天空”是早稻田的啦啦歌,而“沸腾的血”是庆应的啦啦歌。二者都有着与观众一起大合唱的传统。
哇哦君VS独角兽君
哇哦君(左):战败后三垒的温度可是会剧降的,你要小心别感冒了。
独角兽君(右):从一垒方传过来的叹息声可是我最好的补品。
·哇哦君和独角兽君分别属于早稻田和庆应的吉祥物
·支援庆应的团队一般都集结在三垒方面,而支援早稻田的团队一般集结在一垒方面,从而有这样的说法
(海报来源)「心のどこかに眠っている愛校心を、くすぐりたいと考えました。」原案者はこう語る。
早庆战观众减少的最大原因是两校学生还有社会对之不感兴趣。于是,为了吸引大家的视线,就出现了这次的搞笑风格的嘲讽海报。以两校的代表色为底,鲜明的对比色就已经吸引了众人的眼球。再仔细一看,戳中笑点的对话。能够互损到这个地步,正是两校对于对方的尊敬并承认对方为强劲对手的表现。
个人认为,这个海报的好玩之处在于两校彻彻底底的“撕B对骂“。单单是两校棒球队员互相挑衅对方的海报其实并不少见。但这次的海报,不仅仅是棒球队员,还包括两校的拉拉队。吹奏乐队,吉祥物的大眼瞪小眼系列。就像是在昭告天下“老子跟你干上了”。
通过海报,我们可以感受到早庆战不仅仅是两校棒球队的战争,它代表的是两所学校的文化和历史。是双方堵上学校尊严的一战。
顺便提一句,在这次的系列海报中,最有人气的是可爱拉拉队版。(吉祥物哭倒在厕所)
互相切磋,在被超过和超过的过程中成长。这份海报成功激起了两校学生潜意识里的竞争意识,在5月30号和31号的比赛成功动员了6万以上的观众。达到了日本职业棒球赛的动员水平。
比赛结果是早稻田4-0,7-2,连续两天打败庆应,得到了完全胜利。恭喜你,早稻田。
5月30日、午後1時。神宮野球場にて戦いの火蓋は切られた。東京六大学野球リーグの中でも最も熾烈な戦いとなる早稲田VS慶応、通称早慶戦がはじまったのだ。早稲田はこの試合に勝てば優勝、ということもあって選手、応援団、応援席ともにピリピリとした緊張感と高揚感に包まれていた。
早稲田と慶応の宿命の対決、早慶戦は1903年に早稲田野球部主将が慶応野球部に一通の“挑戦状”を送り付けたことから始まった。途中、両校仲の険悪化や戦争によって一時中断されながらも今日まで続いてきている両校の一大イベントである。
・「選手を満員のグラウンドでプレーさせてあげたい」
さて、この早慶戦。最近観客が減りつつあるという悩みを抱えていた。注目選手が卒業してしまい、一時期は立ち見客までいた神宮球場にも空席が見られるようになってしまった。
そこで、この状況を憂えた慶応野球部のOBと早慶の指導部員、応援団が一計を案じた。それが、日本のネット上で話題になった下記のポスターである。
チアリーディング部ポスター
早稲田(左):「ビリギャルって言葉がお似合いよ、慶応さん」
慶応(右):「ハンカチ以来パッとしないわね、早稲田さん」
・ビリギャルとは、日本語での最下位を表す「ビリ」と英語の「girl」から造られた言葉。成績最下位の女子高校生が慶応に現役合格する映画で用いられた。そこからとって、慶応を風刺している。
・ハンカチとは、ハンカチ王子のこと。早稲田の有名な野球選手の愛称がハンカチ王子であり、彼が卒業してから早稲田の成績が精彩を欠くことを笑っている。
リーダー部ポスター
早稲田(左):「早稲田の勝利しか、見えない」
慶応(右):「それは視野狭い」
野球部ポスター
早稲田(左):「慶応に負けた優勝など、したくない」
慶応(右):「早稲田から勝ち取る優勝に、意味がある」
・試合は勝ち点で勝利が決まるため、慶応に負けても早稲田の優勝はあり得る。だが、それでは意味がないということである。お互いに自信満々、自分の優勝は疑っていないあたりが「結局似た者同士か!」と思う。
吹奏楽部ポスター
早稲田(左):「思うぞんぶん吹かせてもらうよ、紺碧の空を」
慶応(右):「トラウマになるまで吹いてやる、若き血を」
・「紺碧の空」は早稲田、「若き血」は慶応の応援歌。早慶戦で点数が入ると、入った側の応援団が自校の応援歌を演奏し、応援団、観客みんなで合唱する、という伝統がある。
わーお君VSユニコン君ポスター
わーお君(左):「敗戦後の三塁側は冷え込むのでご自愛するのである」
ユニコン君(右):「一塁側のため息が、イチバンのごちそうだよ」
・わーお君は早稲田、ユニコン君は慶応のマスコットキャラクター。
・「三塁側」は慶応の応援席。負けて落ち込んでいる様を「熱気がさめて冷え込む」としており、風邪を引かないようにご注意を、という嫌みである。
・「一塁側」は早稲田の応援席。慶応の点が入り、早稲田側の応援団や観客がもらすため息が何より大好き!楽しみだ、という刺々しい発言だ
(ポスターの出自)
「心のどこかに眠っている愛校心を、くすぐりたいと考えました。」原案者はこう語る。
早慶戦の観客減少は、両校生徒や世間の無関心ゆえ。そう考えた制作陣はユーモラスでいて皮肉のこもったキャッチ―なフレーズを考え、両校のテーマカラーである臙脂色と紺色を背景ににらみ合うというシンプルな構図の上に重ねた。色の対比の鮮やかさからぱっと目を引き、じっくり見ればフレーズがじわじわと染み込んでくる。ここまで辛辣に相手を煽ることができるのは、両校がお互いに尊敬しあい、ライバルとして認め合っているからこそである。
このポスターの面白いところは、徹底的ににらみ合っているところだと思う。野球部主将が互いを挑発するポスターならどこかで見たことがあるだろう。このポスター、野球部員のみならず、チアリーダー、吹奏楽部、マスコットまでお互いをにらみつけ、対抗心をむき出しにして挑発にしている。早慶戦が野球部だけのものではなく、全校生徒が一喜一憂する、両校のプライドをかけた一戦なのだという気迫が画面を通してでも伝わってくる。ちなみに一番人気はかわいいチアリーダー版である。
お互いに切磋琢磨しあい、抜きつ抜かれつで成長していく。このポスターは「ライバルっていいな」と、くすぶっていた両校生徒のライバル意識に見事に火をつけ、結果として5/30,31の試合に合計6万人を超える観客の動員に成功した。これは同じ野球場で行われたプロの試合をこえる観客数であった。
気になる試合の結果は、早稲田が4‐0、7‐2と両日ともに慶応を下し、完全勝利を手に入れた。早稲田大学、優勝おめでとう!