中国留学記Vol.7
北京の日差しにご用心
さて今週もいい天気になりました。いい天気がずっと続いています。今日も申し分ない天気です。雲ひとつない青空が広がっています。もう夏のような日差しです。日なたに出ますと背中に当たる日光が少し痛いくらいな感じです。紫外線の強い季節なので気をつけましょう。
日焼けすると男の子は特に見栄えがいいんですが,最近ではあまり良くないということになっていますね。私は北国の出身なので,少し太陽を浴びてちょっと皮膚が赤黒くなっているくらいの方が快活でいいな,逞しくていいなという思いがあったんですが,日焼けをあんまりすると肌へのダメージが酷いということで,最近は日光のケアをする方が増えているようです。
『人は見た目が九割』というタイトルの本ありましたが,なんとなく日本人は見た目で人を判断してはいけないというようなことを言われ,それが美徳でもあるように,わたしもそれはそうだなあとは思うんですけれども,実際のところ心理学などをきちんと勉強しますと,本当に人間がその人の話を聞くかどうかというのは,最初の見た目で六割強決まるようです。あとは,話しぶりで二割,内容は一割もないとも言われています。実際それは,ハンサムだとか,可愛らしいとか,美人だとかいうことではなく,本当の見た目だそうです。
以前も取り上げた通り,見た目には日本人ほどこだわりのない中国人ですが,とりわけ日焼けには特に気をつけている印象を受けます。というのも,北京は年中強い日差しが降り注ぎます。中国の首都でありますが,とても大きく,また建物間の距離がとても長いのです。日陰が少なく,アスファルトの照り返しがあり,日に焼けるには絶好の街であると言えるでしょう。そのため,北京の方の肌は健康的な色をしています。しかしながら,中国に於ける最近のファッションは韓国の影響を受けています。韓国のファッションというと,女性の場合,美白の肌に施された洗練されたメイクが思い浮かびますよね。この美白の実現のため,中国の若者たちには日々日傘とサングラスが欠かせません。あれ,日焼け止めは塗らないの,と思う方もいらっしゃるでしょう。北京は夏場の最高気温が40度近くにまで及ぶことがあり,非常に暑いところなので,日焼け止めを塗っても一時間後には汗で落ちてしまうので,使っている人は多くない印象ですよ。
どうやらサングラスや日傘,帽子で対策するよりないようです。私は男性なので日傘をさすのには抵抗がありますが,日差しの強い日には帽子をかぶるなど対策してみようと思います。
(2015年6月2日追記:2015年5月10日作成)
时事日本
- 我有话说