雲のかかった朝を迎えています。北京は昨日,風が強かったです。 今日も少し風があるようで,コートがないと少し寒いかなあという感じでしょうか。ちょっと先週は寒い一週間でした。この季節は何を着ていいのかよくわからないですね。ジャケット一枚だと日中はそれでちょっと熱くて,日が暮れるとちょっと寒かったりします。春先着るコートって難しいですよね。さらに言えば,日本の学生はオシャレなので,寒暖の調節だけではなく,その見てくれまで意識しなければなりません。ファッションセンスのない私にとっては深刻な問題です。
しかし,中国に於いてそのような心配は必要ありません。なぜなら,多くの中国人が服装に気を配らないからです。もちろんおしゃれな人も中にはいるのですが,圧倒的大多数が見てくれに関心がなく,それは老若男女問いません。
まず,中国に行ったらわかりますが,中国の女性はあまり化粧をしません。まあ,確かに化粧って面倒ですからね。僕の日本の女友達なんか出かける準備に一時間はかかるみたいですし。当然ながら,中国へ留学した日本人女学生たちはこの中国の化粧をしない環境へ次第に慣れていきます。クラスメイトの日本人の女の子も,留学して一ヶ月もすると見事に中国化しました。しかし,日本人女性は普段から化粧するため,眉毛がありません。そのため化粧をしないと全くの別人です。なんだか友達が増えたような気がして,少しトクした気分です。
オシャレに敏感な女性でさえ気を使わないので,男性はなおさら気を使いません。なんというか,もう言葉では表現できません。一番ないと思ったのは超ハイウエストのジーンズ,サンダルソックス,そして運動靴です。日本では近年,流行としてハイウエスト,サンダルソックス,ニューバランスなどがありましたが,恐らく意識したものではないと思います……。
このように,中国人は日本人ほど身だしなみにこだわりがありません。あと,これは日本以外の国では度々見かけますが,お風呂は毎日入りません。日本人はきれい好きですからね。少し抵抗があるかもしれません。中国人は一週間に一回ペースがどうやら多いようです(※個人差あり)。だからでしょうか,中国ではワックスをつけている男性を殆ど見かけません。女性が化粧をしないのもそのせいなのかもしれませんね。
逆に言えばそれだけ中身にこだわっているのかもしれません。人は見た目ではなく中身ですからね。もしかすると私たち日本人は外見にばかり気を取られ,本質を見失っていたのかもしれません。日本にて身だしなみを学び,中国にて人間を磨く。それが今年の目標です。